いちじく(無花果)の栄養価
いちじくは、栄養が豊富なフルーツとして知られ、昔から「不老不死の果物」とよばれるほど、親しまれている健康食材ですが、もともとアラビア南部が原産地とされ、日本は江戸時代に伝わって食べられるようなったそうです。
一般的には果物に分類されてますが、じつは私達が食する部分は実ではなく花の部分で、さやの中で咲いた花を収穫しているのです。これは花を咲かせず実をつけるという意味の中国由来の名前だそうです。しかし、実際にはさやの中に花をさかせているわけです。
栄養価については、食物繊維や鉄、カリウムが豊富に含まれてますが、タンパク質や脂質は低く、100gあたりのカロリーも57キロカロリーと低いのが特徴です。
とくに豊富に含まれているのが水溶性食物繊維のペクチンで、水溶性食物繊維は食物繊維の全体量である1.9gのうち、0.7g含まれています。ペクチンは便秘や下痢を解消しコレステロール値を下げる働きあるといわれています。また、血糖値の上昇抑制や疲労回復効果や整腸作用も期待でき、コレステロール値や血糖値が気になる人にもおすすめです。ただし、水溶性食物繊維が含まれているので、食べ過ぎるとお腹が緩くなったり腹痛を引き起こす可能性もあるそうなので、生のいちじくだと、1日5個以内を目安に食べる程度が良いようです。
いちじく(無花果)の美味しい食べ方
生のいちじくもドライいちじくもそのまま食べても十分美味しいですが、生のいちじくは比較的傷むのも早いため、今回は実家で収穫したいちじくを長く美味しく味わえるように生で食した残りの分はコンポート作りにチャレンジしてみました。
レシピは以下の通りです
○いちじく10個 約500g
○砂糖 50グラム
○酢 少さじ1
いちじくが一段に並べて納まる程度の鍋を使い砂糖を入れ蓋をして弱火で10分煮ます。
水分が出て煮汁がひたひたになるくらいまでなったら、酢を入れ更に5分煮て火を止め常温になるまでそのまま放置します。
保存容器に移し、冷蔵庫で冷やします。
いちじくの表面のワインカラーが煮汁をほんのりピンク色に染めてくれ、見た目も綺麗になります。
ひんやり冷たいコンポートは、常温にくらべ一段と美味しく味わえます。冷蔵庫で1週間は保存できます。それ以上長く保存したい場合は、小分けにして冷凍庫で長期保存がおすすめです。
私はプレーンヨーグルトに煮汁と一緒にトッピングしていただきました。
ヨーグルトといちじくに含まれる食物繊維のおかげでしょう…その後のお腹も快調でした。即効性ありすぎでしょ!…と言われちゃいそうですが、まさしくいちじくの恵みに感謝感激です。
そうそう、いちじくを食べる時のお約束は???
一日5個以内です!
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